「村上春樹は作家だ」「ヒロシは高校生である」という文は、英訳すると、きっと多くの人は“Murakami Haruki is a novelist.”、“Hiroshi is a high school student.” という英文を思いつくにちがいない。「◯◯は――である」、というSVC構文だからだ。
しかし、自然でネイティブの発想に近いのは、
“Murakami Haruki writes novels”.(「村上春樹は小説を書く」)
“Murakami Haruki writes novels”.(「村上春樹は小説を書く」)
“Hiroshi goes to high school.”(「ヒロシは高校に通っている」)のほうが、よりネイティブの発想に近い自然な英語だ。
さらにいうと、「英語では、日常会話のほとんどの文がSVOという動作を表す他動詞を使った構文でできている」(安武内ひろし氏)のである。つまり、be動詞を使った英文を考えている限り、とてもネイティブのような自然な話し方はできないのだ。
さらにいうと、「英語では、日常会話のほとんどの文がSVOという動作を表す他動詞を使った構文でできている」(安武内ひろし氏)のである。つまり、be動詞を使った英文を考えている限り、とてもネイティブのような自然な話し方はできないのだ。
「日本語で考えてしまうと、それに縛られて、どうしてもbe動詞的な言い方をしたくなってしまう。だから、情景や言いたい内容を思い浮かべたら、まず人を主語に立てて他動詞を選ぶという習慣をつけることです。そして目的語を忘れないことです」。
そんな簡単なことでいいのか、と驚く向きもあるかもしれないが、「大声で話すことがとりわけ重要です」と安武内氏はいう。「英米人は(たとえ間違ったことを言っていても)自信たっぷりな人が好きなのです」。小声で自信がなさそうに話すのはなによりもマイナスの印象を与え、主張を聞いてもらえなかったり、ほかの人に割って入られたりして、発言の機会が奪われてしまう。
大きな声でというのは、日本語で意識しにくい子音の「t」や「k」をはっきり発音したり、アクセントのある母音を長めにはっきり発音するように心がけることも含む。英語は日本語に比べてメリハリがはっきりついているのだ。「ラップの発語のしかたを真似すると、発音だけでなく、フレーズの流れとしてもネイティブらしいリズムと抑揚が身につきます」(同)。
要点は、「まずbe動詞を忘れ、人を主語にして、動作の他動詞を使って文章を考える。相槌はないものと心得ておく。そして大きな声で話す。こうした発想の転換こそがネイティブに近い英語への近道なのだ」。
安武内ひろし
大きな声でというのは、日本語で意識しにくい子音の「t」や「k」をはっきり発音したり、アクセントのある母音を長めにはっきり発音するように心がけることも含む。英語は日本語に比べてメリハリがはっきりついているのだ。「ラップの発語のしかたを真似すると、発音だけでなく、フレーズの流れとしてもネイティブらしいリズムと抑揚が身につきます」(同)。
要点は、「まずbe動詞を忘れ、人を主語にして、動作の他動詞を使って文章を考える。相槌はないものと心得ておく。そして大きな声で話す。こうした発想の転換こそがネイティブに近い英語への近道なのだ」。
安武内ひろし
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