2022年10月24日月曜日

英語上達一番のコツ・2

 英語上達一番のコツ、その2があった。「少し面倒な作業をすれば、記憶への定着がよくなる」には頭が痛かった。面倒な作業を敬遠する傾向があったからだ。5分でも10分でも、毎日英文に触れる。発音する。聞くことをやっていきたい。

 提案1:英文をたくさん読むことです。
 リスニングの素材でも構いません。とにかく英文を読み、そこで出合った単語を調べることで語彙力を伸ばせます。少し面倒な作業をすれば、記憶への定着がよくなるものです。面倒なことを避ければ避けるほど、学びの量が減る。
 5分でも10分でもOKなので習慣化してください。聞いた単語を頭の中で繰り返す、つまり、心の声を使ってリピートする練習をすると、さらに効果的です。

 提案2:フレーズ単位で覚える。
 2つ目の方法は、単語でも文章でもなく「フレーズ」を利用することです。フレーズでいいのです。単語と単語の組み合わせと言ってもいいでしょう。
 例えば、動詞のreimburse を単体で覚えるより、reimburse travel expenseとセットにします。そうすれば、「reimburseと言えば出張旅費」のように、覚えやすくなります。
「travel expenseをreimburseする」のように、日本語混じりで口ずさむのも効果的でしょう。

 「リーディングが苦手」とか、「文法がダメ」とか、「語彙が弱い」とか……。そういったことを口にする人は、勉強方法が根本的に間違っています。彼らは、英語の文法・語彙・読解が弱いのに、徹底的に日本語に頼る傾向があります。学習中に読む文章は、ほぼ全てが日本語で書かれたものです。
 1時間勉強するとして、そのうち50分は日本語を読んでいる。英語を読んでいるのは10分だけ。あなたはどうですか。その1時間は「英語学習」と呼ぶに値しません。英語に関する知識を日本語でインプットしているだけです。そんなことをやっているから、リーディングセクションが求める力が伸びないのです。力を伸ばしたければ、学習時間のうち英語を読む時間を増やすべきです。
 基本文法をきちんと習得すれば、確実にスコアは上がります。また、基本文法をしっかり習得すれば、英文を読んで理解するスピードが上がるので、文書や設問、選択肢を速く、正確に読む力も上がります。文法をしっかりモノにすれば、一石二鳥どころか、一石三鳥と言えます。

English journal 14巻,13号,1984.12 アルク
 使えこなせれば、中学レベルの英語でじゅうぶん。日本の高校3年生の英語のテキストブックには、アメリカの普通の生活では使わないような難しい単語が出てきます。これにはビックリします。中学の英語を使いこなせればじゅうぶんなんです。知識ガあっても使えなければ意味がありません。「1週に1度でも、1時間のうち15分でもいいから本場の英語を聞かせて、ヒアリングをよくするように」「自分の考えや感じていることを伝えられる英語を」(君塚寿満子)p71

English journal 第47巻第3号,2017.3 アルク
English journal 第47巻第4号,2017.4
 リスニング 「まず、完全主義を捨てましょう。素材を丸ごと聞くのが辛かったら、最初の30秒でもいいので、集中して聞く。あとは聞き流す。そしてなんども聞くようにしてください」(p23)とあった。しかし、同じ先生が、p27で、シャドーイングでは、<「音」と「意味」と「文字」がバラバラになってしまっては、効果も半減です>と書いている。第3号で、朗読の際は「意味や発音があやふやな単語は全て調べ、わからない所をなくす」(p27)。とあった。これは、リスニングやシャドーイングにも、言えることではないか。

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