林剛司さん(神戸学院大学専任講師)が、長年の経験に基づく効果的な英文の筆写のポイントを詳しく解説しているのを読んだ。(記事詳細はこちらから)
筆者の林剛司さんは、中学生の頃から英文の筆写と音読を続けているというから驚いた。そうして、「言語を身体に染み込ませる必要」があるという。納得である。
同時通訳の先駆者であった國弘正雄さんは、その著書(國弘正雄編「英会話・ぜったい・音読【標準編】」講談社インターナショナル)で「目で見た文章を手を動かして書き写しているうちに、知的記憶から運動記憶に置き換えられて自分の中に入っていきます。(中略)これを繰り返しているうちに、頭の中に英語を理解する回路が徐々に出来上がってくるのです」と述べています。「読む・聞く」ことも、もちろん語学カアップにはつながりますが、「話す・書く」といったアウトプットにつなげるには、その言語を身体に染み込ませる必要があります。筆写は、その有効なトレーニングになるのです。英文筆写のポイント
・わからない語は全て調べて、内容を理解していること(意味がわからない英文を筆写・音読しても効果はない)
・1語単位ではなく、1文or少なくとも意味の塊(フレーズ)を頭に入れてから書くこと。
・この後、筆写した英文を音読するとしっかり内在化できる。そのためには発音がわからない語も調べておく(発音記号)
・普段の読書でも(新聞、雑誌、説、シナリオ⋯et)気に入った英文を筆写してみよう。
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