多読を勧めているの本を読むと、辞書はなるべく使わないという本が多い。しかし、辞書を丁寧に引くことを進めている参考書も多い。「文脈に最も適合する意味を辞書の情報のなかから見つけ出し」、ながら読み進めるというのは、確かに、時間がかかっても大切なのかもしれない。
独習者の一番の助っ人は何と言っても辞書です。少々時間がかかっても、手間がかかっても、やはり辞書を頼りに読み進むべきでしょう。辞書は丁寧に調べます。
たとえば、語の意味だけ調べて終わりにしないで、例文まで見れば、その語のニュアンスが明確に把握できることがあります。熟語欄も大切です。辞書をひきながら、 その語の前後の文章を読み返してください。そして、その文脈に最も適合する意味を辞書の情報のなかから見つけ出してください。
最も適切な意味を拾い出すという作業は時間のかかる地味な作業です。しかしこれを繰り返すことを通じて、実はみなさんは英語以外にも通じる重要な力を磨いているのです。それは文章の流れを追う力、文脈を抑える力です。これは、英語に限らず、 日本語でも、文章を読むときに欠くことのできない力です。英語の文章とゆっくり付き合うなかで、この力を養ってください。(『英語〈A〉』、山本恭子著、中央大学通信教育部、p5〜6)
2,必要な時は文法書を参照しましょう。
基本的なものでいいですから、文法書を1冊、手近においてください。(中略)すんなり理解できないときは、文法書のその項目を参照してください。とくに、関係代名詞、分詞構文、名詞を修飾する過去分詞の用法については、ぜひとも確認してください。それらの文法事項の確認によって、英語の文章を読むことがかなり容易になることと思います。p6
(19日分)
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