2022年12月12日月曜日

英語長文のキーセンテンス

例文
① We usually think of the cat as a solitary animal. ② It is true
that cats fit this image very well when they live wild. ③ But when
they live in cities and towns, cats show a remarkable sociability.

①猫といえば、孤独な動物と普通考えられている。
②生の猫であれば、なるほど、この猫像も非常に当てはまりもする。
③しかし都市や町の中では、猫は目を見張るほどの社交性を発揮する

各文の「強・弱」をまとめると。
①[一般論(弱)]:「猫=孤独動物」
②[譲歩(弱)]:野生の猫の場合は「猫=孤独動物」のイメージどおり
③[主張(強)]しかし、都市や町の中の猫は社交性あり

③の逆接の読解マーカーbut(しかし)以下に筆者の主張が入っている。なお、この③の文のように、文章(あるいはパラグラフ)全体における強い部分のことを本書ではキーセンテンスと呼ぶことにする。このキーセンテンをすばやく見抜けるようになれば、文章全体の内容把握の速度が上がり、英語長文の内容把握が容易になってくる。

典型的な論理展開を3つ紹介する。さきほど読んだ例文は、<パターン1+2>にあてはまる。
<文章の展開・パターン1>一般論(弱) → 主張(強)
<文章の展開・パターン2> 讓歩(弱) → 主張(強)
<文章の展開・パターン1+2 > 一般論(弱) → 讓歩(弱)→主張(強) (『英語長文の読み方流れが見える読解マッピング』、佐々木欣也著旺文社、2013年、p20からの要約)

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